農業に対する政府支持上昇 【K.Sota Blog】

投稿者: | 2013年10月19日

最新のOECDレポートによれば、世界の農業を主導している国における農業に対する政府支持は、2011年に歴史的な低水準を記録し、長期的にも低下傾向にありますが、2012年は上昇したようです。
OECD農業政策:監視と評価2013でカバーされている47の国において、生産者に対する公的支持は平均で農業粗収入の6分の1とのことです。最新の分析によれば、農業粗収入に占める生産者支持推定量(PSE)の割合は2011年の15%から2012年では17%に上昇したということです。
レポートの詳細は、こちらにあります。

グラフ:国別生産者支持推定額の農業粗収入に占める割合(2011、2012年)
国別の生産者支持推定額, 2011及び2012 農業粗収入に占める割合

このグラフを見ると、支持額の高い国、ノルウェー、スイス、日本、韓国って、小規模農業国で日本的に言えば、いわば「中山間地域」、支持額の低い国、オーストラリア、アメリカなどは、いわば「平坦地域」と言い換えられるのではないでしょうか?

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