○撮影場所：広島 ○GR DIGITALⅡ
韓国ではFTAがどんどん進み、今や日本の倍以上の国と地域で発効または署名済みです。
ともに貿易立国である両国の世界経済での地位が質的に逆転しそうな感じです。
韓国FTAが成功している背景には、悪影響を被る農業分野に的確な補助策をうつことで、いわゆる反対勢力をうまく抑え込み、実際の悪影響も最小限に抑えているという政策の成功があるようです。
振り返って日本をみると、多額の予算をつかった米戸別所得補償が実施されたにも関わらず、農家及び農業関係者からの信頼は得られず、結果としてFTAも全く進んでいない状況です。
この両国の差は一体何なのだろうと疑問がわきます。
ある新聞では、韓国でのFTA成功をビジネス感覚をもった大統領の強いリーダーシップと評価しています。
社会の状況をすぐに政治家の資質に転嫁することは好きではありませんが、このところの政治家トップの信念の弱さをみていると、新聞の評価に対して賛同の意を表したくなります。