瀬戸内国際芸術祭5

投稿者: | 2010年9月26日

瀬戸内国際芸術祭 直島
○撮影場所:香川県直島 ○PEN E-P2 with M.ZUIKO 17mm

 大阪地検特捜部の検事が証拠の改竄で先日逮捕されました。
 信じられないできごとであり、絶対に許されないことです。

 しかし、組織内ではこれと似たことがよくあるのではないでしょうか?
 おそらくこの検事も、そして特捜部全体も捜査当時、厚労省の元局長が当然事件に絡んでいるという思い込みが先行したのだと思います。
 そして、これまで数々の大きな事件を立証してきた特捜部のプライドが「官僚の不正を暴く」という正義感を増長し、真実の追求という最も大事な捜査の基本を忘れさせてしまったのではないでしょうか?

 振り返って我が組織をみれば、小さいことではありますがこの事件と似たような現象がたびたび起きている気がします。
 もちろん、法に触れたり業務執行に支障をきたすような事例はありませんが、組織として常に正しい判断をしているかと言われると自信がないのも事実です。

 組織の中にある使命感みたいなものが「自分たちは住民の皆さんために仕事をしているんだ!」という思いを「自分たちは正しいんだ!」という歪曲された奢りへと変化させているような気がします。