全国で様々な企業が農業に参入してきています。
農業新聞に次のような論説が出ていました。
スーパーなど小売業が、なぜ農業に積極的に参入しようとするのか。自らの農場で農産物を作ったとしても、すべての店舗で賄える数量が調達できるわけではない。差異化商材として扱うにしても、作付面積や物流を考えれば限られた店舗にとどまる。出来不出来が天候に左右されるというリスクを負ってまで参入するのは、農業生産のノウハウを得て農業を小売り仕様に標準化、それに基づいて生産者を組織化するため、といっていい。
「農業を小売り仕様に標準化」するとは、一体どういうことなのでしょうか?
というよりも、どのようなメリットがあるのでしょうか?
確かに経済効率を高めるためには、標準化が重要です。
けれども、農業は多様であるからこそ、素晴らしい収穫物を得ることができるし、多様だからこそ様々なリスクを乗り越えていけるのではないかという疑問が湧いてきます。
さらに、標準化が極度に進んだ農業から生まれる農産物に本当の魅力があるのかなぁ?と思ったりもしています。