残雪の出羽川です。江の川水系出羽川は、県境の寒曳山に源を発し、高水川・雪田川などの支川を合わせ邑南町下口羽で江の川に流入する一級河川です。
この川、昭和58年の豪雨災害の時は、大氾濫し、大きな被害をもたらしました。あの頃、この出羽川沿いに住んでいました。朝起きると、窓から見える出羽川がいつもの川幅よりも広く激しい流れとなり、田畑を呑み込んでいたのを思い出します。
それまで、水害というと宍道湖があふれたものしか体験したことがなかったので、あの時の水の恐さは、今でも忘れることができません。
それに比べて、写真の出羽川はのんびりとしたものです。
私は出羽川の上流で育ったので、この写真、こころに響きます。
私のふるさとの風景に似ていて懐かしさを感じました。モノクロだから余計に雰囲気が出ています。でも寂しい眺めですね。
冬はどこでも寂しい表情をしていますが、特にこの写真を見てると心の中と同じようで・・・・。早く春にならないかな~。
もし、寂しさを感じていただければ、うれしいです。
良い写真かどうか?などということよりも、撮影者自身がそんな気持ちで撮っている写真なので、寂しいと感じていただければ、うれしいです。