○撮影場所:松江市 ○PEN E-P2 with M.ZUIKO 17mm
昨日、農業委員会の関係者の方と懇談をもつ機会がありました。
話の内容は、耕作放棄地対策を含む農地の有効活用に関する農業委員会の役割についてです。
1年前の農地法改正施行以来、農業委員会には農地の利用状況調査が義務付けられ、その結果耕作利用がなされていない農地があった場合、その所有者に対する指導をしなければならないようになりました。
しかしながら、農地の有効利用に至る指導はもとより、農地利用状況調査もうまく実施されていないところが散見されるのが実態のようです。
もともと、農業委員の皆さんは、それぞれの地域で農家や農地の状況を良く知っておられ、地域内の農地が荒れ果てたりしないように気を配り、また地域の農家の皆さんも農地の貸し借りなどについては、農業委員さんに相談するという姿があったはずです。
昔は、農業委員さん個人の能力や信頼で、様々な業務をこなしてきたと思います。しかしながら、現在は受け手となる担い手が地域内では簡単に見つからないことに加え、担当する区域も広くなっているという現状があります。
このような現状では、なかなか農地の有効活用をうまく進めることができないのが現実です。
農業委員会も各委員個人での働き方から、組織として働く方式に変えていく必要があると感じます。
特に、農業委員会と各市町村農林関係課や担い手協議会との連携、そして各集落段階での農業委員と農業関係役員との連携をどのように組み立てていくかが大きな課題です。