青柳楼の大灯篭

投稿者: | 2005年11月13日

f:id:KenichiroSota:20051113073305j:image:w320

撮影月日:2005年11月13日

撮影場所:松江市 宍道湖大橋周辺

コメント

 青柳楼(あおやぎろう)の大灯篭。この石灯篭は、明治初期から松江の歓楽地として賑わった天満宮裏で、もっとも大きな料亭の一つ「青柳楼」にあった。

 現在NHK松江支局付近であるが、当時その辺は宍道湖の波打ち際であり、来待石でできた高さ6m余りの大石灯篭は、入江の灯台の役目を果たしていたもので、松江の名物の一つとなっていた。

 その後、宍道湖の埋め立てにより取り残されていたが、松江開府350年祭にちなんで昭和33年に現在地に移設された。

 また、明治維新の時期、松江藩の危急を救ったといわれる侠女「玄丹お加代」が芸妓として勤めていたのが、青柳楼の隣にあった鳴玉楼(めいぎょくろう)だったことから、この石灯篭は、「お加代灯篭」とも呼ばれている。