生鮮野菜の今年上半期(1~6月)の輸入量が、昨年を2割以上上回る気配だそうです。
業務・加工需要で品薄感があり、その影響で増えたとのことです。
中国製冷凍ギョーザ事件によって、中国産ではなく国産が求められ、国内野菜産地は生鮮だけでなく、業務加工用需要にも対応できるよう頑張ってきました。
しかしながら、天候や景気低迷の影響で、ジワジワと中国産が復活を遂げようとしています。
以前のように、極端に輸入物が増えるという状況にはないようですが、それでも心配です。
業務・加工で安定供給を心掛けながら、単価よりも歩留まりなどで所得の向上を目指してきた産地にとって今が重要なポイントといえるでしょう。
折しも、猛暑で夏野菜が高騰し始めています。気象変動に大きく左右されない生産から消費までの取引体系が求められているのでしょうね。